【観劇日記】見えているものだけがその人じゃない

先日
シネマスクリーンで
韓国ミュージカル『ファントム』を観てきました。
私は昔から演奏会、舞台やミュージカルが好きで
時間ができると劇場へ足を運びます。
「モーツァルト」「エリザベート」と
日本でも有名でいろんな方が演じられています。
たった1週間とか超短い期間
シネマスクリーンで
韓国バージョンが上映されるということで
「モーツァルト」「エリザベート」も観てきました。
日本版、韓国版の違いがまた面白くて。
すっかり魅了されてしまってます。
いつか
韓国の「大学路」テハンノへ行って
韓国の演劇文化を生で味わってみたいな~
そんな風に一つ夢が増えました♪
さて、今回は『ファントム』
とってもこの日を楽しみにしてきました!
同じ原作をもとにした作品でも
演出や描かれ方によって
まったく違う印象になることがあります。
今回あらためて感じたのが
『オペラ座の怪人』と
『ファントム』の違いでした。
どちらも同じ原作から生まれた作品です。
けれど
受ける印象は少し違いました。
『オペラ座の怪人』では
「怪人」という印象が強い。
地下に連れてこられたクリスティーヌが
ファントムの仮面を
外してしまう有名な場面があります。
その瞬間
物語は大きく動き出します。
怪人の恐ろしさや異質さが目立ち
緊張感を増していきます。
それが『ファントム』では
「エリック」という一人の人を見ていました。
仮面はただ顔を隠すものではなく
彼の孤独
傷ついた心の象徴のように感じられました。
だから仮面が外れる場面も
「怖い」ではなく
どれだけ苦しかったんだろう!
そんな気持ちになったのです。
胸にくるものがあり
気づけば涙流してました・・
同じ出来事なのに
受け取るものがこんなにも違う。
その違いがとても印象に残りました。
私たちは何を見ているのだろう
私たちは普段
相手の何を見ているのだろう。
子育てをしていると
反抗的な態度
に見えることがあります。
介護をしていると
きつい言葉に傷つくこともあります。
職場や支援の現場では
関わりにくい人
と感じた経験もあるかもしれません。
でも
その言葉や態度だけを見ていると
私たちは「怪人」を見ている状態なのかもしれません。
その奥には、
不安
寂しさ
わかってほしい気持ち
助けてほしい気持ち
言葉にならない苦しさ
そんなものが隠れていることがあります。
もちろん
相手の本当の気持ちを
すべて理解することなんてできません。
でも
「この人は本当は何を感じているのだろう」
そんな視点を持つだけで
見える景色が変わることがあります。
わかることよりも大切なこと
タッチケアをお伝えしていると
「相手の気持ちがわかるようになりたい」
というお声を聞くことがあります。
私自身も学び始めたときは
そう思っていました。
でも今は。
相手を理解することよりも
理解しようとし続けることの方が
大切なのかもしれない
と思うようになりました。
子どものことだって
これだけ時間を過ごしていても
全部はわかりません。
親の気持ちも
パートナーの気持ちも
利用者さんやお客様の気持ちも。
同じ経験をしていても
感じ方は違います。
だからきっと
「わかる」よりも
「わかろうとする」
そんな関わり方が大切なのかもしれませんね。
相手を決めつけず
答えを急がず
「この人は今どんな気持ちなのだろう」
と想像しながらそばにいること。
趣味から教わること
私は音楽・観劇が好きです。
舞台を観ていると、
人生や人との関わり方について
考えさせられることがよくあります。
もちろん
ミュージカルは現実ではありません。
けれど、
そこに描かれる人間の感情や葛藤は、
私たちの日常にも重なることがあります。
今回の観劇で私が受け取ったのは
「表面だけで判断しない」
ということでした。
目の前の言葉や態度だけを見るのではなく
その奥にあるものに目を向けること。
怪人ではなく
エリックを見ること。
それはきっと
人と関わるときにも
大切な姿勢なのだと思います。
相手の仮面を無理に外そうとするのではなく
その人が安心して見せられる日を待ちながら
そっと寄り添う。
そんな関わりを
私も大切にしていきたいなと思った
観劇の時間でした。
音楽も踊りもステキでした♪
