なぜ私たちは心配すると口を出してしまうのか

今、学んでる理論の中に
交流分析がサラリと出てきます。
ホントにサラッとですが・・(笑)
もう10年以上は経つのかなぁ…
保育の仕事時代に
学んでいた経験があり
改めて当時のテキストを読み返していました。
交流分析もいろいろと
独特な理論の用語があります。
ドラマトライアングル
なんていうのがあるのですが
これ、子育てでよく見る光景だなぁ。。
と思ったので今日はそれについて書きますね。
ドラマトライアングルって
名前だけ聞くとなんだそりゃ?
なんですが(笑)
私たちの日常にまぁたくさんあるんですね。
例えば 受験生のお子さんがいる家庭。
テストまであと1週間!
でも子どもはスマホ、ゲームばかり・・・
リビングでもスマホ、ゲーム。
部屋でもスマホ、ゲームをしてる様子。。
勉強している気配がないっ!!
親としては気になっちゃいます。
「テスト勉強大丈夫なの?」
「うん。」
「提出物できてる?」
「まだ。」
「そろそろやった方がよくない?」
「分かってる。」
分かってるならやってほしい(笑)
そんな気持ちを持たれる親御さんも
おられることでしょう。
そして次の日。
「ねぇ、塾の先生なんて言ってた?」
「別に」
「志望校どうするの?」
「まだ決めてない」
「オープンキャンパスとか申し込んだ?」
「まだ」
あれれ。
気づけば 子どもより親の方が
受験のことを考えちゃってる・・
学校を調べる。
偏差値を見る。
説明会を探す。
塾を比較する。
オープンキャンパスを予約する。
子どもの人生なのに
親の方が必死になってきた(笑)
でも その始まりは愛情から。
心配だから。
困ってほしくないから。
後悔してほしくないから。
だから声をかける。
あれこれ聞いちゃう!!
調べる。
アドバイスしちゃう。
理論の中では
こうした役割を
【救済者(レスキューする人)】 っていうんですね。
もちろん悪い意味じゃないですよ。
助けたい!
力になりたい!
応援したい!
そんな優しさから始まるんです。
なんだけど・・・
子どもが動かない。
やる気なさげ。
何度言っても変わんない。
そうなると
少しずつイライラが溜まりはじめます・・
「ねぇ!本当に大丈夫なの?」
「そのままで受験受かると思ってるの!?」
「もっと危機感持ちなさいよ。」
「だから前から言ってるでしょ。」
だんだん口調も強くなっちゃう。
心配が怒りに変わる瞬間ですね・・
そして 親子げんかのスタートです(笑)
「うるさい!」
「だったら自分でちゃんとやりなさい!」
「分かってるって言ってるじゃん!」
ドアがバタン!
階段にドタドタ上がっていく。
部屋にこもりだす子ども。
残された親、、
今度は別の感情がやってきます。
はぁーーー。私、こんなに心配しているのに。
こんなに頑張っているのに。
全部あなたのためなのに!
なんで? なんで伝わらないんだろう。
私の気持ちなんて分かってくれない。
泣けてくるし落ち込んじゃう。
なんだか一人ぼっちのような 孤独も感じてきちゃう・・
理論ではこんな状態を
「被害者」のポジションと表現します。
そして次の日。
昨日は言い過ぎちゃったな・・
あー!でもやっぱり心配!!
「テスト勉強大丈夫?」
また救済者に戻っちゃう。
はい。
これがドラマトライアングル と言われるものです。
救済者
迫害者
被害者
私たちは無意識に
この3つの役割を行ったり来たりしていたりします。
ギャー!私!!って思った方。
まずは落ち込まないでください(笑)
これに陥る方は
優しい人でもあるんです。
無関心な人ならば
そもそも心配しません。
調べません。
悩みません。
だから苦しくなるのは
相手を気にかけているからこそ。
書きながら
過去の自分を思い出しちゃいますね(泣)
子どものことを心配し
先回りして
情報を集めて
アドバイスして。
でも思うようにならなくてイライラしだす。
そして自己嫌悪・・
毎日、反省会ばかり・・
見守る大切さは理解してても
それができればホントいいのに。
大切だから。
失敗してほしくないから。
傷ついてほしくないから。
ついついですよね。。
私たちは 子どもを信じていないというより
心配することで
自分の不安を落ち着かせているのかもしれないですよね。
何かしていれば安心できる。
声をかければ安心できる。
調べれば安心できる。
でもその安心は 親(自分)の安心であって、
子どもの成長とは別ですよね。
親はつい 問題を解決したくなります。
でも 本当に必要なことって
問題を奪うことではなく
それこそタッチケアでは大事な困った時に
戻ってこられる安心基地でいるところかな。なんて。
もし最近
子どものことで疲れている・・
家族のことで頭がいっぱい・・
誰かの悩みを聞くたびに苦しくなる・・
そんな時 私は今、
助けようとしているんだろうか?
相手を信じているんだろうか?
何か言いたくなった時ほど
自分に問いかけてみてください。
これは子どものため?
それとも私の不安を落ち着かせるため?
答えはいつも簡単じゃありません・・
ただ そんな問いを持つだけでも
子どもとの関わり方も
少し変わってくるかもしれませんよね。
まずは自覚することからスタートです


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