相手を見ている?不安を見ている?~心配と信頼の境界線~

子どものこと。
親のこと。
家族のこと。
友人・知人・職場の方のこと。
大切な人、身近な方ほど
私たちって心配にもなりますよね。
大丈夫かな?
困らないかな?
傷つかないかな?
失敗しないかな?
そんな気持ちになっちゃうのも
全然おかしくありません。
だって大切だもん!
どうでもいい人だったら
そこまで気になりませんよね。
心配することは
別に悪いことではなく
それだけ相手を大切に思っている証拠!
だけど
ちょっと立ち止まって考えてみたいことがあります。
私は今
相手を見ているのか?
それとも
自分の不安を見ているのか?
子どもが宿題をやらない。
勉強しない。
ゲームばかり。
友達関係も心配。
進路も心配。
将来大丈夫なのかな・・・。
そう思うことはないですか?
介護中の方なら
親が転ばないかな。
ちゃんと薬を飲めるかな。
一人で出かけて大丈夫かな。
そんな心配もあるかもしれません。
支援職の方なら
利用者さんは大丈夫かな。
あの対応でよかったかな。
もっと何かできたんじゃないかな。
そんなことを考えることもありますよね。
ここまでは自然な心配です。
ただ
その心配が大きくなりすぎちゃうと
私たちは無意識にあることを始めます。
確認する
口を出す
先回りする
管理する
コントロールする
もちろん私たち
悪気なんてありません。
全部【あなたのため】なんです。
だから気づきにくいのです。
子どもが転びそうになった時。
あぶないっ!!心配になる。。
それは当然なこと。
でもそのあとに
「危ないからやめなさい!」
「だから言ったでしょ!」
「もうやらないで!」
なーんてことになることがあります。
相手のためを思っているのに
気づけば相手のチャレンジを止めてしまう。
介護でもあります。
転倒が心配。
だから
「一人でやらないで」
「危ないからやめて」
「私がやるから」
って言いたくなる。
でも親からすれば
心配されているというより
自由を奪われているように感じることだってあります。
支援の場でもそう。
苦しそうな人を見ると
何とかしてあげたい。
楽にしてあげたい。
答えを教えてあげたい。
そう思うんですよね。
気持ちが強すぎると
相手が悩みながら考える時間まで
奪ってしまうことがあります。
ここで起きていること。
それは
相手を見ているようで
自分の不安を見ている状態ということ。
この言葉
ドキッ!と感じる方も
おられるかもしれません。
私自身もすみません。
自戒を込めて書いております(笑)
子どもが困るのが心配。
親が苦しむのが心配。
利用者さんが傷つくのが心配。
その奥をちょっと見ていくと
失敗したらどうしよう。
後悔したくない。
苦しむ姿を見るのがつらい。
何かあったらどうしよう。
そんな私自身の不安もあるのです。
だから。
相手の問題を解決したくなる。
相手を変えたくなる。
安心したくなる。
ここでよく聞くこと
「相手は変えられません」
「自分に意識を向けましょう」
という言葉。
これ、どうです?
わかってるってば!!
それができないから困ってるんだって!!!
ってなりませんか?(笑)
そんなキレイな言葉。
確かに理想ですけどスルーです(爆)
わかっていても難しいですよね。。
だって心配なんです!!
大切だから!!
子どもに失敗してほしくない。
親に苦しんでほしくない。
利用者さんに楽になってほしい。
だから見守れない。
だから口を出してしまう。
だから先回りしてしまう。
この配信を読んでくださる方は
きっと
優しくて
責任感が強くて
人のために頑張れる人。
だからこそ手放せないのです。
じゃあどうしたらいいのでしょうね・・
「手放しましょう」
なんて私は安易に言わないようにしてます。
それが簡単にできたら
ホント苦労しないんですもの。。(泣)
やっぱり小さな一歩から。
何か心配事が出てきたとき
自分に問いかけてみてください。
今
私がコントロールしようとしているものは何だろう?
子どもの行動?
親の選択?
相手の気持ち?
未来の結果?
なんでしょうね。。
そしてもう一つ!
今、私にできることは何だろう?
ってことです。
私たちには
コントロールできることと
できないことがあります。
子どもが勉強するかどうか。
どんな友達を選ぶか。
どんな進路を選ぶか。
親がどんな決断をするか。
相手が何を感じるか。
相手がどう生きるか。
これは私たちにはコントロールできません。
どれだけ愛情があってもです。
でも
話を聴くこと。
応援すること。
必要な情報を伝えること。
見守ること。
自分の不安に気づくこと。
自分を整えること。
これは私たちが選べます。
変えられるのは【自分】
変えられないのが【他人】
苦しくなるときは
コントロールできないものを
必死にコントロールしようとしている時かもしれません。
そして。
心配の反対は何でしょうか。
無関心?
放任?
心配の反対は信頼。
相手を信じること。
失敗しないことを
信じることじゃないです。
失敗しても
そこから学ぶ力があると信じること。
転んでも
また立ち上がる力があると信じること。
悩んでも
自分で答えを見つける力があると信じること。
そして
自分自身だって同じ。
私は今、不安なんだな。
心配しているんだな。
そう気づいてあげること。
自分を大切にするという
自分へのやさしい関わり方でもあります。
相手を信じる前に
まずは自分の不安に気づいてあげる。
心配が強いときこそ
セルフタッチしながら
心落ち着けながら
そんな時間を少しだけ持ってみてください。
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