タッチケアで見えてくるもの|「疲れているママ」のその奥に

「疲れているママ」
ひとつの言葉で
くくることはできるけれど

その疲れの奥にあるものって
一人ひとり違います。

子育てそのものに疲れているのか。

家族のことが重なっているのか。

人に頼れず頑張り続けているのか。

休みたいけれど
休めない毎日なのか。

外から見えている姿だけでは
分からないことがたくさんあります。

先日

タッチケア・アドバイザー養成講座の
ケーススタディを読ませていただきながら

私自身も改めて
「触れるって相手を知ることでもあるんだな」
と感じることがありました。

目次

10年以上、親子に関わってきた講師さんでも

親子教室やベビーマッサージの講師として
10年以上活動されている講座生様。

これまでたくさんの親子に触れ、
ママたちとも関わってこられた方です。

今回タッチケアをしたのも
まったく知らない方ばかりではありません。

それでも

1対1でゆっくり手に触れ
その人と過ごしてみると

これまで知らなかったことを
初めて知る時間になったそうです。

いつも元気そうに見えていたけれど
身体には疲れがたまっていたり。

長く知っている方でも
知らなかった毎日があったり。

触れて身体が少し緩んでくると、

ポツリポツリと
今のことを話してくださったり。

長く知っていることと
「その人の今を知っていること」は
同じではないんですよね。

「疲れているママ」の奥にあるもの

周囲に助けてもらうことへの申し訳なさ。

元気そうに見えていても
いろいろなことが重なっていたこと。

休みたくても休めない日々。

そんな、それぞれ違う背景が
少しずつ見えてきたことが綴られていました。

※プライバシー保護のため、ケースの詳細は控えています。

3人とも
「疲れているママ」
と言ってしまえば
同じなのかもしれません。

でも・・・

疲れている理由も違う。

抱えている気持ちも違う。

その人が必要としている
関わりだってきっと違います。

「子育て中のママだから」

「介護をしている人だから」

その人をカテゴリーで見るのではなく、

「目の前のこの人は
今、どんな毎日を生きているんだろう」

と関心を向けること
大切にしたいことですよね。

「もっと相手を知る」という気づき

ケーススタディの中に
私の印象に残った言葉がありました。

「もっと相手を知るとか
その人の状況とか
分かってあげられるといいのに」

10年以上、親子に関わってきた方が

タッチケアを通して
改めてここに気づかれたこと。

私はとても印象的でした。

知っているつもりでも
知らないことはたくさんある。

家族だって同じですよね。

毎日一緒にいる子どもも。

長年連れ添ったパートナーも。

親も。

「この人はこういう人」
と分かったつもりになった瞬間に、
今、その人が感じていることを
見落としてしまうこともあるのかもしれません。

触れることで、初めて知ることがある

タッチケアというと

「身体を癒すもの」
「リラックスするためのもの」
そんなイメージがあるかもしれません。

もちろん
それも大切な部分です。

でも私は

触れる時間そのものが
その人を知る時間にもなる

と思っています。

手に触れてみたら
思っていた以上に力が入っていた。

ゆっくり触れていたら
表情が少しずつ緩んできた。

しばらく静かに過ごしていたら
「実はね……」
と話が始まった。

もちろん
話してもらうために
触れるわけではありません。

話したくなければ
話さなくてもいい。

何かを聞き出そうとしなくていい。

ただ
安心して身体を緩めたり
話したくなったら話したり
何も話さず
ただゆっくり過ごしたり。

そんな時間だからこそ
それまで見えていなかった
その人の一面に出会うことがあります。

タッチケアで変わるのは、触れられる人だけではない

そして今回、もうひとつ
改めて感じたことがあります。

タッチケアによって変わるのは
触れられる側だけではないということ。

触れる側も
相手の表情を見る。
身体の様子を感じる。
声を聴く。
言葉を待つ。

その人の背景に想いを向ける。

そうやって関わる中で
相手を見る「まなざし」そのもの
少しずつ変わっていく。

「疲れているママ」ではなく
目の前にいる一人の人を見る。

何をしてあげようだけではなく
「この人は今、どう感じているんだろう」
と考える。

タッチケアは
相手を癒すためだけではなく

関わる私たち自身にも
たくさんのことを気づかせてくれるもの

なのだと思います。

タッチケア・アドバイザー養成講座で大切にしていること


養成講座でも
「この順番で手を動かします」
という手技だけを
お伝えしているわけではありません。

触れること。

見ること。

聴くこと。

待つこと。

相手の気持ちや意思を尊重すること。

そして
分かったつもりにならず
目の前の人を知ろうとすること。

手に触れていたはずなのに

気づけば
その人の知らなかった一面に触れていた。

そして
自分自身の
相手を見るまなざしにも気づいていく。

触れ方を学ぶだけではなく
人との関わり方を深めていく。

そんなタッチケアを
これからもお伝えしていきたいと思っています。




「傾聴」「子供の関わり方・発達」「子育て支援」の学びは
こちらの講座でお伝えしています。

タッチケアアドバイザー養成講座


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