仕事と子育ての両立に悩む女性へ|私が頑張ればいい!から抜け出す視点

お子さんがいらっしゃるご家庭では
「仕事も続けたい」
「でも、子どものことも大切にしたい」
そんなふうに思ったこと
きっとあるんじゃないでしょうか?
子どもが熱を出したら
職場に電話をして頭を下げる。
保育園や学校から連絡が来れば
「今日に限って……」
そう思いながら仕事を調整する。
仕事に集中していれば
子どもに寂しい思いをさせているかな・・
と気になってみたり
子どものことを優先すれば
「職場に迷惑をかけているかな」
と気になっちゃう・・
どちらも大切にしたいだけなのに
いつの間にか
上手く両立できない私が悪いのかな・・
と思ってしまったり。
子育て中の女性からは
そんな声を聞くことは少なくありません。
でも最近の調査を見てみると
もしかすると私たちは
自分がもっと頑張れば何とかなると
考えすぎてきたのかもしれません。
子育てと仕事の両立は「本人の努力」だけではない
厚生労働省は2026年8月3日
「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査」
の速報を公表しました。
その中で
とても印象的だった数字があります。
子どもがいる社会人のうち
自分の職場は子育てとの両立がしやすい
と感じている人では
78.0%が「今の職場で働き続けたい」と回答。
一方で
子育てとの両立がしにくい
と感じている人では33.1%。
その差は、なんと44.9です。
これを見ると
仕事を続けられるかどうかは
本人のやる気や根性だけで
決まるわけではないことがよく分かります。
どんな環境で働いているのか。
これは、私たちのキャリアに
とても大きく影響するのですね。
私が頑張らなきゃ!になっていませんか?
子育てをしていると
もう少し私が段取りよくすれば・・
もっと上手に時間を使えば・・
夫に頼らず私がやってしまった方が早い!
自分の中で
解決しようとしてしまうことがあります。
もちろん工夫できることだってあります。
でも
子どもが熱を出すことだってあるし
学校から突然電話が入ることもあるし
予定通りいかないのが子育てでもあります。
そこに仕事が重なれば
一人の工夫だけでは
どうにもならないこともあります。
だから必要なのは
私に何が足りないんだろう?
だけを考えることではありません。
この環境で
本当に両立できるようになっているかな?
少し視点を広げてみることも大切なのです。
今の若い世代は「共育て」を望んでいる
今回の調査では
若い世代の約6割が
自分と配偶者・パートナーが
同じくらい主体的に子育てをしたい
と回答されています。
さらに
家事や育児についても
多くの項目で約8割が
男性・女性、どちらがやるべきということではない
という考えを示しています。
時代は少しずつ
子育てはお母さんが中心から
家族みんなで育てる方向へ動いています。
そしてもう一つ。
家庭だけではありません。
職場や社会も一緒に子育てを支える
そんな考え方へ変わりつつあります。
子育てだけではありません
この話は
子育て中の人だけの話ではないと思っています。
40代、50代になると
子育てが少し落ち着いてきたと思ったら
今度は親の介護。
自分自身の更年期。
仕事で責任ある立場になる。
これからの働き方を考える。
そんなことが
いくつも重なる時期があります。
そのたびに
私がもっと頑張れば!
と自分一人で抱えていたら
やっぱり苦しくなります・・
子育ても
介護も
仕事も
「その人の頑張る力」だけで
何とかするものではない。
家族、職場、制度、周囲との関係。
その人を取り巻く環境も含めて
考えていくことが
とても大切なのだと思います。
自分を整えることと、環境を整えること
私は普段
タッチケアや傾聴を通して
まず自分自身を大切にすることをお伝えしています。
疲れている自分にまず気づく。
少し休む。
誰かに話す。
「本当は私はどうしたいのかな」と
自分の気持ちを聴いてみる。
これはとても大切です。
でも、
自分を整えることだけで
すべてを解決しようとしなくてもいい。
「家族に相談してみようかな」
「職場にこんな制度があるか調べてみようかな」
「この働き方、本当に今の私に合っているかな」
環境や選択肢にも目を向けていく。
そういうのまで含めて
「自分を大切にすること」
なのではないかと思っています。
どちらかを諦めるではなく
仕事を大切にしたい
家族も大切にしたい
自分の時間も欲しい
そう思うことは
欲張りではありません。
もちろん!
全部をいつも100点にすることは
難しいかもしれません。
でも
どれかを大切にするために
どれかを犠牲にするしかない
と決めつけなくてもいい。
どうしたら今の私にとって
もう少し心地よい形になるだろう。
何を一人で抱えなくていいだろう。
誰に頼れるだろう。
どんな働き方なら続けられるだろう。
そんなふうに
自分だけではなく
自分を取り巻く環境まで含めて考えてみる。
これからの子育て支援にも
大切な視点なのだと思います。
今日お伝えしたかったこと
「両立できない私」に
問題があるのではなく
「両立できる環境になっているだろうか?」
と考えてみる。
安心して自分らしく生きるためには
自分自身を整えることと
環境を整えていくこと。
どちらも大切なのだと思います。


