【子育て・介護・支援職】あの時もっとできたのでは…と思う方へ

子育て、介護、対人援助のお仕事など
人との関わりの中で
もし、あの時こうしていたら…
もっと違う関わり方ができていたら…
もっと早く知っていたら…
ふとした瞬間に思い出し
胸がギュッと締め付けられる…
そういう思いをしたことありませんか?
忙しさに追われて
ちゃんと向き合えなかったあの日のこと。
余裕がなくて
つい強い言い方を相手にしてしまったこと。
本当はもっと寄り添いたかったのに
どうしていいかわからなかった時間。
過ぎ去ってみて
時間が経った今になって
あの時
もっとできたんじゃないだろうか。
そんなふうに思ってしまったり。
子育てでも、介護でも、支援の現場でも
とってもよく聞くお話です。
でもこの「たら・れば」の気持ちって
もっと良くしてあげたかった!
守れたかもしれない!
最善を尽くしたかった!
愛情と責任感の裏返しでもあるのですよね。
この気持ちを消そうとすると苦しくなります。
むしろ
大切に関わってきた人ほど
こういう感情は自然に生まれるものなんです。
じゃあ、どうして
この「たら・れば」って
苦しくさせるんでしょうか。
それは
過去の出来事を
今の自分の知識や視点で見てしまうからだったりします。
今の私たちは
あの頃よりもきっと
知識も増えて、経験も重ねて
ちょっと俯瞰して見られるようになっていると思うんです。
だからこそ!
あの時、こうすればよかったのに
そんなふうにも思えてしまう。。。
そんなとき少しだけ立ち止まって
思い出してみてほしいんです。
あの時の私は
その時の体力で
その時の環境の中で
その時に持っていた情報で
そして、その時の心の余力の中で
一つひとつ
自分なりに選びながら関わっていたはず!
完璧でなかったかもしれない・・
迷いもあったかもしれない・・
ブレブレだったかもしれない・・
それでも確かに。
あの時の自分なりの【最善】を
模索されてきたのではないでしょうか。
じゃあ、こういう「たら・れば」の気持ち。
私たちはどう扱っていけばいいのか。
これが絶対ではありませんが
少し心が軽くなる関わり方。
3つお伝えさせて頂きますね。

まずひとつ目。
後悔している自分を否定しないこと。
こんなふうに思ってしまう私ってダメだな…
いつまでも引きずってしまって情けないな…
そう
後悔している自分をさらに責めてしまえば
二重に自分を傷つけてしまうことになります。
その気持ちって本当に
否定しなくちゃいけないものなんだろうか。
それだけ真剣に関わってきた証。
それだけ大切に思っていた証。
それだけ心にとめていた証。
でもあるんじゃないだろうか。
意味を少しだけ
置き換えてあげてもいいのかもしれませんよね。
ふたつ目は
不完全でいいことを受け入れるということ。
私たちいつでもどんな時でも
完璧な関わりができるわけじゃないです・・(泣)
子育てだって
完璧な親でいようとするより
うまくいかなかったときに
「ごめんね」と伝えられたり
一緒に悩んだりする姿の方が
子どもにとっては
こうやって生きていくんだな!と感じられる
ことだってあります。よね?(笑)
介護や支援の現場でも同じです。
どれだけ経験を積んでいても
どれだけ想いを持っていても
24時間365日
揺れずに関わり続けることってできません。
だけど!
だからこそ!!
あの時うまくできなかったこと。
迷ったこと。
揺れたこと。
その不完全さがあったからこそ
今、自分の中に
次はこう関わってみよう!
こういう時はこんなふうに寄り添いたい!
そんな強い想いや知恵だって
育ってくるのではないでしょうか。
完璧ではなかったあの時のことも含めて
今の自分につながっているということ。
そう思えたとき
「たら・れば」の捉え方も
少し変わってくるかもしれません。
そして三つ目は
その後悔をこれからに活かしていくこと。
後悔って
ただ抱え続けるものでもないと思うんです。
これからの関わり方のエネルギーへと
変えていけるものでもあります。
同じように悩んでいる人に
以前よりもやさしく寄り添えるようになったり。
自分の経験として
誰かに伝えられる言葉が増えたり。
自分を後回しにしすぎないことの大切さに
気づくことができたり。
あの時の経験があったからこそ、
今の関わり方が少し変わっていく。
そう考えれば
「たら・れば」も
苦しいだけで終わらないかもですよね。
「たら・れば」の気持ちは
無理に消そうとせず
なかったことにするものでもないと思うんです。
忘れなきゃ!
手放さなきゃ!
そう思うほどに
かえって心に残り続けてしまうことだってありますよね。
「たら・れば」を
手放そうとしなくてもいい。
そのまま持っていてもいいのだと思うんです。
ちょっと意識を変えるんだとすれば。
その気持ちを
自分を責める材料じゃなく
これから誰かに寄り添える力として育てていく。
あの時、感じた後悔。
あの時、言えなかった言葉。
あの時、できなかった関わり。
その経験があって
今、目の前の人にやさしくなれたり
同じように悩んでいる人の気持ちに
寄り添い共感できたりする。
これから出会う人
私たちの今日ここから。
安心、救いに
つながっていくのだと思います。
過去を消すことはできないけれど
その意味はこれからいくらでも変えていける!
人のケアにおいては
やさしい人ほど
必ずこういう気持ちは経験すると思います。
私自身も
あの時の後悔は
それこそタッチケアをお届けするこれからの人に
お届けしたいと思っています。
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