「この子のため」が親の安心のためになるとき|子どもを信じて見守るとは

先日、愛知では
東海豪雨以上だと言われた大雨。
線状降水帯の影響で
電車は動かず
下手に車で迎えに行けない状態で
家族も帰宅が大変でした・・
スマホの充電もなくなり
家族と連絡が取れなくなった…
なんて方もおられました。
こういう予想外のことが起きると
いつも以上に
不安や心配が大きくなりますよね。
災害のような大きな出来事だけでなく
子どものこと
家族の体調
仕事のこと
これからのこと。
私たちの日常には
自分ではどうにもできないこと
がたくさんあります。
何とかしなくちゃ!
先のことまで考えておかなくちゃ!
大丈夫なようにしてあげなくちゃ!
一生懸命になることもあります。
でも
心配が大きくなりすぎると
まだ起きていないことまで考えて
自分自身が疲れてしまったり
相手に言いすぎてしまったり
つい先回りしてしまったり。
「心配すること」と
「大切にすること」って
似ているようで違うのかもしれません。
相手も大切にしながら
自分も不安に飲み込まれすぎない。
不安や心配とうまくつき合いながら
大切な人と関わっていくための記事
今回集めました~。
今のご自分に合うものがありましたら
よかったら読んでみてくださいね(^^)
【不安・心配で、こころが揺れるときに読みたい記事5選】

①頑張って安心を与えることがケアではない
大切な人が不安そうにしていると
早く安心させてあげたくなるもの。
不安をなくそうとするのではなく
その気持ちを受け止める関わりを考えます。

②「うまく関われなかった」が「私ダメ」に変わるとき
誰かとうまく関われなかったとき
ひとつの出来事から
自分全体を否定していませんか?
「できなかったこと」と
「自分の価値」を分けて
心を守るための記事です。

③反抗期・親の介護・仕事の責任 心が折れそうになる3つの状態
子どもの自立、親の老い
仕事で求められる役割。
変化が重なる時期のつらさを
役割過多・役割葛藤・役割欠損の視点から整理!

④役に立ちたいの落とし穴!
「応えなきゃ」と感じたら要注意!
期待に応えたい、人の役に立ちたい。
そんな優しさの奥にある不安や
自分を置き去りにしてしまう心の動きを見つめます。

⑤子どものスキンシップに隠された
「やさしいサイン」に気づいていますか?
急に甘えたり
反対に距離を取ったりする子どもの姿。
行動だけで判断せず
その奥にある不安や思いやりに目を向けるヒント!

相手の幸せのため!と思ったとき考えたいこと
子どもには
幸せになってほしい。
できるだけ困ってほしくないし
つらい思いなんて
できればしてほしくないっ!
親だったら
そんなふうに思いますよね。
小さい頃から
「そっちは危ないから、こっちにしようか」
「失敗しそうだから、お母さんがやるよ」
「こっちの方があなたに合ってるんじゃない?」
少し大きくなれば
「その高校より、こっちの方が将来いいんじゃない?」
「その学部に行って仕事ある?」
「せっかく大学まで行くなら
資格が取れるところがいいんじゃない?」
社会人になってからだって
「その仕事、大変そうだけど大丈夫?」
「せっかく入れたのに辞めちゃうの?」
「安定した仕事の方が安心じゃない?」
「その人と結婚して大丈夫?」
などなど。
子どもが何歳になっても
親って心配しようと思えば
いくらでも心配できる!(笑)
だって
幸せになってほしいから。
失敗してほしくない!
苦労してほしくない!
傷ついてほしくない!!
泣いてる姿なんて苦しくなる・・
できることなら
安心できる道を歩いてほしい。
全部、ぜーんぶ
大切だからこその
気持ちなんですよね。
だけど、この
「あなたに幸せになってほしい」
という気持ち。
とってもあたたかでやさしいものなのですが
気づかないうちに
「私が思う幸せになってほしい」
に変わってしまうことってあります・・
ここって
なかなか自分では
気づきにくいところですよね・・
だって私たち
コントロールしよう!!
なんて思っているわけじゃないですもの。
むしろ
この子のために!!!
そう思っている。
でも
その「この子のため」の中には
知らず知らずのうちに
「私だったら、こちらを選ぶ」
「私は、こちらの方が幸せだと思う」
そんな自分自身の価値観も
混ざっていたりします。
たとえば
安定した仕事に就くこと。
学校へきちんと行くこと。
資格を取ること。
結婚すること。
経済的に困らないこと。
失敗しないこと。
もちろん
どれも悪いことじゃありません。
むしろ私たち自身が
これまで生きてきた中で
「これは大切だった」
「こうしておいてよかった」
「こうしておけばよかった」
それを感じてきたからこそ
大切な子ども(人)にも
伝えたくなるのだと思うのです。
でも
私にとっての幸せと
この子にとっての幸せは
同じとは限らない。
ここなんですよね・・
さらにもうひとつ!
子どものことを心配しているようで
実はそこに
親(自分)自身の不安
が混ざっていることもあります。
子どもが突然
「仕事、辞めようかな」
と言ったとします。
えーーーーー!!
次は決まってるの?
生活どうするの?
せっかく入った会社なのに!
もう少し続けた方がいいんじゃない?
いろんな言葉が
頭に浮かびますよね(笑)
もちろん
子どもの生活を
心配しているのだと思います。
だけど、自分の心を
ちょっと見てみれば
この先、この子大丈夫?
ずっと学校・仕事が決まらなかったら?
生活できなくなったら?
後悔したらどうするの?
そんな
「私自身の不安」
も出てきているかもしれません。
その不安が大きくなると
早く次を決めてほしい。
辞めないでほしい。
安心できる選択をしてほしい。
いつの間にか
「この子がどうしたいのか」
よりも
「この子がこうしてくれたら
私が安心できる」
という方向へ進んでしまうことがあります。
子どもの人生について
話していたはずなのに
気づけば
親である自分の不安を
なくすための話になっちゃってる…
なんてことないでしょうか・・(泣)
これ!
子育てに限らず
人との関係でもあると思うんです。
大切な人が悩んでいたら
「こうした方がいいよ」
「絶対そっちの方がいいって!」
「私だったらそうするよ」
そう言いたくなっちゃう・・
だって
困ってほしくないもん。
だけど
相手のためを思って
一生懸命になるほど
その人自身が
どう感じているのか。
何を大切にしたいのか。
どんな人生を歩みたいのか。
そこが見えなくなってしまうことが
ありませんか?
だからといって
「子どもの人生なんだから
何も言わない方がいい」
という話でもないと思っています。
心配していい。
自分の意見を伝えてもいい。
自分の経験を話したっていい。
ただ、ときどき
「私は今、何を願って
この言葉を伝えているんだろう?」
自分に問いかけてみる。
この子のため?
それとも
この子が自分の思う方向へ進んでくれたら
私が安心するから?
きっと
どちらか100%とかじゃなく
両方が混ざっていることも
たくさんあると思うんですね。
それでいいですよね。
大切なのは
自分の中にも
そんな気持ちだってあることに
気づけることだと思います。
そして私は
「大切にすること」と
「尊重すること」は
ほんの少し違うと思っています。
大切だから
心配する
助ける
教える
アドバイスする
そして大切だからこそ!
待つ
任せる
本人に選んでもらう
ことだってある!
「お母さんはこう思うよ」
と伝えることと
「だから、あなたもそうしなさい」
は違います。
自分の思いを伝えたあと
最後に選ぶところはその人に返す。
これって言うは簡単ですけど
なかなか難しいですよねぇ(笑)
だって
失敗するかもしれない!
遠回りするかもしれない!
傷つくかもしれない!
わかっていて
見守るわけなんですよ?
そりゃ怖いですって・・
手を出した方が
自分はラクなことだってあります。
だけど
失敗することも
迷うことも
自分で決めることも
やっぱり!その人の人生の一部。
親が全部
道に落ちてる石ころを一つ一つ
取り除いて障害をなくしてあげることはできません。
そして
自分で選んだからこそ
得られるものもあると思うんです。
これ
タッチケアでも
とても大切にしていることです。
タッチケアなど施術者・伝える側で
気をつけたいのは
触れたらリラックス
安心しますという
こちらが何かをしてあげるみたいな
ちょっと上から目線的な
優位な立場にならないことです。
相手の身体もこころも
相手のものです。
今日は触れてほしいのか。
今は触れられたくないのか。
どこなら心地いいのか。
もうやめてほしいのか。
決めるのは
触れる側ではありません。
相手の表情を見る
反応を見る
確認する
嫌ならやめる
そして
相手のペースを待つ。
あなたのためにしてあげたい
その気持ちがあるからこそ
こちらの「してあげたい」を押しつけない。
大切にすることの
大事な部分が
こういうところにあると思っています。
子育ても同じなのかもしれません。
幸せになってほしい。
困ってほしくない。
傷ついてほしくない。
その気持ちは
そのまま大切にしながらも
ときどき
「これは誰の人生だっけ?」
と立ち止まってみる。
私の不安も大切にする。
私の願いだって否定しない。
でも
あなたの人生は、あなたのもの!
だから
大切だから手を差し出す
大切だから話を聴く
大切だから伝える。
そして時には
大切だから待つ
大切だから任せる
大切だから手を離す
そんな関わりもできたらいいのだと思います。
誰かを大切にすること
その人を
自分の思う幸せへ連れていくことではなく
その人が自分の幸せを選んでいく力を
信じることなのかもしれません。
そして
心配でたまらない自分にも
「そりゃ心配だよね」
って自分の気持ちをなかったことにしないで
やさしくしてあげる。
相手の人生も大切にする。
自分の気持ちも大切にする。
その両方を大切にできる関わりを
タッチケアを通して
まだまだアップデートして
これからもお伝えしていきたいと思っています。

①タッチケアってマッサージ?
伝えたい「こころに触れるケア」
タッチケアは
癒すための施術目的だけではありません。
触れ方・言葉・まなざしを通して
安心や大切に思う気持ちを届けるケアです。

②初心者でも安心!
タッチケアの基本・触れ方のコツとよくある質問
「嫌がったらどうする?」「何分くらい必要?」など
始める前に気になる疑問にお答え。
特別な経験がなくても
暮らしの中で取り入れられることがわかります。

③タッチケアは赤ちゃんだけじゃない!
大人にこそ届けたい理由
タッチケアは、赤ちゃんや小さな子どもだけのものではありません。
仕事・子育て・介護など、役割を抱えて頑張る大人にも必要なケアをご紹介します。

④直接触れないタッチケアのかたち
触れることが苦手な方や
直接触れにくい場面でもできることがあります。
声のトーン・表情・目線・距離感など
安心を届けるさまざまな関わり方をご紹介。

⑤【講座感想】家族との会話が増え
自分の気持ちも大切にできるように
講座で学ぶのは、触れ方の技術だけではありません。
家族との関係や自分自身への向き合い方が
どのように変化したのかを知ることができるご感想です。

