育児と介護のダブルケア時代|なぜ今、タッチケアが必要なのか

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子どもを育てながら、親の介護も始まる時代

「最近、高齢の県外にすむ
親のことが気になってきた。」

「子どもはまだ手がかかる。」

40代、50代になると
子育てが少し落ち着いたと思った頃に
今度は親の体調や介護の問題が見え始めます。

病院への付き添い。
買い物の手伝い。
実家の片付け。
認知症への不安。

その一方で
自分自身も仕事を続けながら
家族を支えている。

育児と介護を同時に担う状態を
「ダブルケア」と呼びます。

聞いたことない。
そういう方もおられるかもですが
高齢化が進んだ現在では
もう全然特別なことではありません。

今後は
さらに増えていくと考えられています。

実際に
講座を受講くださる方は
ダブルケア、トリプルケアの状態の方も。

このダブルケアの問題って
ただ時間が足りない
というだけでもないんです。


本当に大変なのは「役割」が重なること

ダブルケアで苦しくなる理由は
単純に忙しいからだけではありません。

一日の中で
何度も役割が切り替わるからです。

朝はお子さんのお弁当を作る母。
昼は職場で働く社会人。
夕方は親の病院へ付き添う娘。
夜は家族の食事を準備する妻。

気づけば
自分の役割ばかりが増えていきます・・

でも
その中に「自分」という役割。
ほとんど持てずに
知らず知らず見失っていくことも多いわけです。


頑張る人ほど自分のことが後回しに・・

タッチケアの講座に来られる方も
保育士さん
介護士さん
看護師さん
支援職の方
そしてお母さんが多くいらっしゃいます。

共通しているのは
「誰かのために頑張れる人」
であること。

優しさゆえに
自分の疲れには
気づきにくかったりもするわけで・・

「私はまだ大丈夫!」
「私がやらなきゃ。」

そう言いながら
少しずつ心も身体も緊張した状態が
続いてしまいます。

イライラしやすくなったり
眠れなくなったり
ちょっとした一言に傷ついたり。

相手が悪いわけではなく
自分の心に余裕がなくなっているだけなのに
自分を責めてしまう方も少なくありません。


タッチケアは「触れる技術」だけではありません

タッチケアというと
赤ちゃんにするもの。

マッサージ?

そんなイメージを持たれることがあります。

私がお伝えしたいタッチケアは
それだけではありません。

タッチケアは
安心感を育てるコミュニケーションです。


人は安心できると
呼吸が深くなり
身体の力が抜け
触れる手もやさしく
相手の話も聞ける余裕が持てます。

これは
赤ちゃんだけではありません。

思春期の子どもにも
高齢のご両親にも
認知症の方にも

そして
自分自身にも必要なことです。

年齢が変わっても
「安心したい」という
人の根本的な欲求は変わらないのです。



これから必要なのは「支える技術」だけではない

介護の技術。
子育ての知識。
コミュニケーションの方法。


どれも大切ですが
それだけでは支え続けることはできません。

支える人自身が
安心できていること。
心に少し余白があること。

飛行機では
緊急時に酸素マスクを
「まず自分につけてください」と案内されます。

自分が呼吸できなければ
守りたい子どもを助けることもできないからです。

これって
日常でも同じではないでしょうか。

誰かを大切にしたいと願うあまり
つい、自分を最後にしてしまいがちです。

本当に長く支え続けるためには
自分自身を整える時間も必要なのです。


タッチケアが目指しているもの


私が伝えたいタッチケアは
誰かを癒すためだけのものではありません。

まずは自分が安心し
その安心が家族へ
職場へ
地域へ
少しずつ広がっていくことを願っています。

これからの時代
子育てをしながら介護をする人。
仕事をしながら親を支える人。
支援職として人を支えながら、自分の家族も支える人。

そんな「支える人」が増えていく時代。

だからこそ必要なのは
人生の一場面だけではなく
人生全体に寄り添えるケア。

タッチケアには
そんな力があるなとつくづく感じています。



ビジネスケアラーという言葉も
だいぶ耳にする機会も増えてきました。

仕事を続けながら介護を担う人が増える中
職場でも介護離職は
大きな課題となっています。

ビジネスケアラーと介護離職というテーマ。
仕事と介護を両立するために
必要なコミュニケーションについても
また配信したいと思います。



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