【開催】高齢者地域生活支援事業・タッチケア講座

目次

【活動報告】地域でのタッチケアの様子

高齢者地域生活支援事業にて
16名の方にタッチケアをお届けしました。


会場で実際にタッチケアを始めてみると
「背中があったかい」
「手がぽかぽかしてきた」
そんな言葉が自然と口からこぼれ、
手が少しずつ温まっていくのも皆さんご自身で実感されていました。

気づけば、こちらから声をかけなくても、
一人、また一人とタッチの輪が広がり、
あちこちのテーブルで笑顔が咲き始めました。



手を動かしていたはずが、
気持ちよさと安心感から、
ふと手を握りしめながら会話に夢中になってしまう方も。


タッチをきっかけに、自然に会話が弾んでいくのです。

また、「朝は手が動かしづらい」「最近は腕が上がりにくい」など、
加齢に伴う日常的なお悩みも話題に上がりました。



「こうやって触れていると楽になるね」
「自分でもできそうだね」と、
体験を通じてお互いに声をかけ合う姿は、とても印象的でした。

このような時間を通じて、
タッチケアはただ「癒し」や「気持ちよさ」だけでなく
心の安心や、人と人とのつながり、
そして自分の体を労わるきっかけにもなることも
改めて感じていました。

高齢者にセルフタッチが求められる理由

触れる機会が少ない

高齢になると、ご家族と同居していない方や
お一人で過ごす時間が長い方も多くなります。


若い頃には当たり前にあった
握手やスキンシップの機会が減り
人肌の温かさを感じる場面が少なくなってしまいます。



そんなときに、自分の手で自分を包む
「セルフタッチ」は、孤独感をやわらげ、
安心感を取り戻す方法となります。

カラダのちょっとした不調を和らげたい

「朝は手が動かしにくい」
「腕が上がりにくい」といった
日常生活の中の小さな不調は
高齢者の方によくあるお悩み…


病院に行くほどではないけれど、
ちょっとした不便や不快感が積み重なると
気持ちも沈みがちに。


セルフタッチで手先や腕を撫でるだけでも
血流が促され、冷えやこわばりの緩和につながります。

自分のペースでできる安心感

セルフタッチは、誰かにお願いしなくても、
自分の好きな時間に好きなだけ取り入れられます。


「人に頼るのは申し訳ない」と遠慮しがちな方でも
気軽に実践できるのが大きな魅力!


一人でも、ベッドの上やテレビを見ながらでも
自分のペースで続けられるからこそ
習慣にもしやすいのです。

心の安定につながる

胸に手を当てて深呼吸するだけでも
「大丈夫」「私はここにいる」という安心感が生まれます。


セルフタッチは単なる体のケアではなく、
自分を大切にする心の支えにもなるのです。



一人暮らしの方にとっても
「自分が自分を支えている」という感覚は
日常に前向きさをもたらしてくれます

ペア(人と)だからできるタッチケアのメリット

つながりが生まれる「私は一人じゃない」という安心感

人に触れる、触れられる体験は、
心の奥に「つながり」を感じさせてくれます。


高齢期には配偶者や友人との関わりが減りがちですが、
手を握る、肩に手を添えるといった
ささやかな触れ合いは
「私は一人じゃない」という大きな安心につながります。


言葉以上に伝わる温もりが
孤独感をやわらげてくれるのです。

孤独感の解消!会話が自然に増え、心がほぐれる

握手やハンドタッチケア(トリートメント)をしながらだと、
不思議と会話も生まれやすくなります。


「今日は少し手が冷たいね」
「気持ちいいね」といった言葉がきっかけで、
話が広がり、気づけば笑顔がこぼれることも。


会話を頑張って探す必要はなく
触れ合うこと自体が心をほぐし
自然な交流を引き出してくれるのです。

体調の変化に気づける・冷えやむくみを早く発見できる

人の手や肌に触れ
お相手が身体の不調に気づいてくれることも。。


「手が冷たいね」「少しむくんでるね」と
自分では普段通りだと思っていることも
体調のサインをお相手が教えてくださることも。


こうした小さな気づきが
無理をせずに休むきっかけや
必要な適切なサポートへとつながっていきます。

介護・認知症予防・人とのつながりが健康寿命を支える

社会的なつながりがある人は
健康寿命が長いことがわかっています。


ペアで行うタッチケアは
血流を促すだけでなく、心を安心させ
脳を活性化させる効果も期待できます。


「誰かと一緒にいる」
「自分を気にかけてくれる人がいる」という実感は
認知症予防にもつながり、生活の質を高める大切な要素です。



人と触れ合うタッチケアは高齢者の方にとって
単なる癒しにとどまらず、
安心・気づき・予防・つながりを同時に得られたりします。


前回、3月も開催しています。
(ブログ報告忘れてます(笑))

この時も気づけば皆さん一列にタッチの列が!


乳幼児、子育てママだけでなく
高齢者の方にもタッチケアが喜ばれています。

超高齢化社会へ突入!
今後は自分でケア、家族でケア。
そんな意識はますます高まっていくと思っています。

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